2018/02/27

沖縄のおすすめスポット:平和祈念公園(資料館):2回目の訪問

僕は,最近2回の沖縄訪問では必ず「平和祈念資料館」に足を向けてます.強烈な平和主義者ではないのですが,山崎豊子の本がきっかけで沖縄の歴史を知りたくなったからです.「ひめゆりの塔」は有名なのですが,こちらの「平和祈念資料館」はご存知の方は少ないかもしれません.「ひめゆりの塔」は,当時,沖縄県でトップクラスの女子高生が学徒隊として駆り出され悲劇に見舞われた話が中心です.一方の,「平和祈念資料館」では,琉球王朝が日本に編入された後,戦争に巻き込まれ戦後復興して行く様が,割と冷静に,でも,生々しく展示されています.沖縄県の歴史や現在の人々の心境などを俯瞰するのにちょうど良い資料館だと思います.

レンタカーを借りて早速那覇市内から資料館に直行しました.距離で20km弱,時間にすると1時間弱の位置にあります.資料館自体は,広大な平和記念公園の一部の施設として建てられていて,資料館の目の前には紺碧の海が広がっています.実は,この海が重要な役割を果たしていて,資料館のラストに眼前に広がる海が目に飛び込んできて平和の大切さを実感できるようになっていて,よく考えられて作られている資料館だと思います.

前回訪問した時は,修学旅行シーズンだったので大量のバスがあったのですが,今回は一台もいませんでした.静かに見ることができそうだと思いながらいざ資料館へ.


入り口はこんな感じです.入館料は300円です.

中身についてはあまり書きませんが(是非,ご訪問ください),とにかく資料がわかりやすく豊富です.当時の書状やビデオが放映されています.今回,一字一句見逃すまいとじっくり見ていたらあえなく時間切れで,3時間の訪問で1/3ぐらいしか見ることができませんでした...次回の課題にしました.




目の前の海はこんな感じです(この日は曇っていたのが残念でした).


賑やかな沖縄とは違った一面であり,また,これも今の沖縄を形作っているものだと思います.平和について考えるもよし,今の自分と向き合うもよし,旅を振り返るもよし,とても静かで波の音だけが聞こえて来る場所で,心穏やかに考えごとをするのにも良い場所だと思います.

2018/02/25

初の民泊

 民泊は,外国人が利用するのだと決めつけてましたが,春節時期の沖縄はあまりにも宿代がかかるので(アパホテルですら2万円というあり得ない値段でした),沖縄在住の卒業生A君のアドバイスで民泊に宿泊しました.Air B and B という有名サイトで見つけました.今回は,那覇市内在住の卒業生A君夫妻と会うので中心地に近いあたりを探してみました.まず,サイトに行き,日付と地名を入れるとどんどん候補が出てきます.安いので10000円ぐらいから高いのは2万円弱まであります.相部屋形式から高級マンション的なところまでバラエティーに富んでました.A君夫妻と会うので夜遅くなる可能性もあり,相部屋形式は迷惑をかけるでしょうから今回はやめました.本当は,相部屋にして良く分からない人と一夜をともに過ごしながら語りあうと面白いのですが,それは今度の機会にとっておきます.いろいろと悩んだあげく,ゆいレールの「おもろまち駅」から徒歩5分ぐらいの新築ワンルームマンションにしたのです.値段,5000円也.安いです.サイトで予約をすると,程なくして管理者の方からのご挨拶とともに宿のルール,鍵の受け渡し方法のメールが届きました.個人名で届くので最初は驚きました.怪しい人と思われないためにも,すぐさま返信.お世話になります...的なメールで普通の人をアピールです.どうもそこまでする必要はなかったようですが.宿のルールを見たところ,ゆいレール「県庁前駅」で鍵を受け取ることになっていました.

 迎えた当日.鍵を受け取りにまずは「県庁前駅」に行きました.駅から歩いて5分ほどのビルの三階にオフィスがありました.階段で上っていく途中に外国人向け着物体験があり,なにやら怪しい雰囲気で少しでどきどきしました.三階にあがり,恐る恐る指定されている鍵の受け渡し場所に行ったところ,30畳以上はある,でも机が一つしかないオフィスのような場所にスーツ姿の日本人の方が待っていてくれました.名前を告げ多ところ,「お待ちしておりました」のあとに免許証のコピーをとってあとは部屋の鍵をもらい,明日の鍵の受け渡し方法の説明を受けて終わりです.時間にして3分ぐらいです.二階の着物体験教室が怪しげだったのですが,特に,そういうことはなく気分良く部屋に向かうことができました.

 ゆいレールで「おもろまち駅」に行きました.途中の「安里駅」では三線でもよく弾く「安里屋ユンタ」が流れ親近感が沸き,これまでの沖縄の旅とはひと味違う感じです.「おもろまち駅」からせっせと歩いていたのですが,途中で新築マンションやら一戸建てがたくさんあり,なかなか良い街を選択したものだと自分の運に感謝してました.ただ,歩いている途中で,普通の宿には必ずあるタオルはどうなっているのか不安になってきましたが,もしなければ近くのコンビニで購入すれbな良いのだと自分を納得させながら歩いていました.そのようなことを考えているとあっという間に目的の建物に到着です.確かに新築で綺麗でした.オートロックだったので,もらい受けた鍵で解除して最上階の6階まで上がったのです.これまでどきどきしながら部屋を開けてみると,見事なワンルームマンション.ソファーセットやベッドの他に,冷蔵庫,キッチン,洗面台,洗濯機,ユニットバスがありました.10畳以上はあったように思います.個人的には,ユニットバスはチャンと湯船につかれるぐらいの広さがあり満足ポイントでした.あと,心配されたったおるですが,バスタオルと普通サイズのタオルが3組あり,歯ブラシやドライヤーも備え付けられていて,ビジネスホテル波の装備でした.安心を通り越して,これは良かった!と意気揚々と夜の宴会場所,公設市場に向かったのです.

 ということで,もっと速く民泊の存在に気がつけば良かったです.出張でもどんどん活用しようと思います.


2018/02/24

消えゆく考えの記録 カズオイシグロの受賞講演を読んで

カズオイシグロのノーベル賞受賞講演が記録された本を読みました.その本には,彼がこれまで歩んできた軌跡と,これまでに執筆した小説のモチベーションや意図が書かれていました.その中でも特に印象的だったのは,彼の最初の2作品,日本を舞台にした小説の背景でした.ご存じだと思いますが,日本で生まれた彼は5歳の頃,お父様のお仕事の関係でイギリスに移り住みました.その後は,日本に帰ることなくイギリスで成長していったのです.ですので,日本に関する具体的なイメージはご両親から聞くこと以外はないのですが,そういう中でも日本への思いというのを募らせたのだそうです.その後,彼が大学に進学したころからその日本に関する考えや思いが薄れていくことに対して,今考えていることを記録するためにも日本を舞台にした小説を執筆したそうです.彼は,日本のことを訊かれたときに,あの小説に書いてあるとおりだ,と言えるようになったのです.

自分のことをふと思い返してみたのですが,学生時代,特に大学生のころは多岐にわたりたくさん考えていました.また,本を読んで共感したり,そこから考えを巡らせることもありました.かろうじて,当時読んだ本の感銘を受けた部分に線を引いていたので記憶をたどることはできるのですが,それ以外に関しては,何も記録してませんでした.ですから,とても強烈に考えたこと以外はどこかに消えてしまいました.確か何か感じたはずなんだけど....何だったのか,そのうち何か感じたことすら忘れてしまうのかもしれません.そういうものだとは思いますが,そこに切なさや寂しさを覚えてしまいます.折しも,映画「君の名は」の題材も消えゆく記憶でした.あの映画を見たときも同じようなことを考えました.ただ,人間の脳は優れたもので,何かのきっかけでふと思い出すこともできるのです.カズオイシグロのように的確に文章にすることは難しいのですが,映画にあったように何かのきっかけを残しておくことで良いのだと思います.すなわち,例えば,本を読んだときに線を引いたり,日記をつけたりするのです.実は,その行為は,未来の自分へのメッセージという意味合いがあるのだと思います.未来の自分へです.

沖縄へ

1泊2日で沖縄に行きます.マイルが消滅しそうなので思い立ったのです.沖縄には,昨年12月に学会で行ったばかりですが,またしても行くことにしたのです.このように書いていると,どれだけ沖縄が好きなんだと言われそうですが,これまでは,沖縄に対して特別な感情はありませんでした.どちらかというと,那覇の光景はどこにでもあるような気がしていたし,料理は大味だし,という負の虚構を作り上げてました.なので,行ったとしても離島ばかり.だけど,山崎豊子の小説を読んでいたら,沖縄の置かれた状況がよくわかってきて,とりわけ戦争に対して彼らが抱いている思いや平和への願いなどが少し理解できるようになりました.ひめゆりの塔であったり,平和記念資料館であったり,より彼らの置かれた状況を理解したく,また,日本の歴史を直視するためにもしっかりと見つめたくなったのです.そんなことを考えながら三線を弾き,その音色を聴いているとても心に染み入るのです.なので,遅ればせながら沖縄が好きになりました.

今回のミッションは,
 1. 三線ショップに行き楽譜と爪を物色する
 2. 卒業生に会って公設市場で飲む
 3. 平和記念資料館をくまなく見る
 4. 特別な沖縄そばを食べる
というシンプルな感じです.

2018/02/23

落ち着いて受験する方法

明後日は2次試験です.大学ではすでに入試の準備を終えており,案内看板や受験室名,立ち入り禁止などの臨時張り紙がいたるところに貼り付けられています.毎年繰り返えされるこの光景は,ある意味風物詩的で試験の緊張感が漂い始めます.

受験生のみなさんは,これまでの成果が問われる舞台でありいやが上にも緊張を強いられると思います.ただ,緊張しすぎると様々なことに過敏になってしまい普段の力を発揮できないということがよくあります.だから,周りや先のことは考えずに,落ち着いて一つ一つの問題だけに集中して問題をとけば良いのです.そうは言ってもなかなか集中できないという人もいると思いますので,僕が実際に入試でした方法を記載しておきます.参考までに実践してみてください.

緊張をほぐし集中する方法

1. 試験直前(休憩時間)に熱いお茶を飲む
2. 人生の全てがこれで決まる と思わない

1は,かなり効果があります.
試験直前もしくは休憩時間に熱いお茶を飲みます.そうすると不思議なことに胃の中が温まり,その暖かさから安心感が得られます.そうすると,目の前のことに集中できるようになります.この方法は,受験だけでなく,例えば,何かのプレゼンをしなくてならないような場面でも役に立ちます.

2は,最近の受験生やそれを取り巻く報道や環境をみて感じていることです.
昔より受験生が減っているにもかかわらず,受験戦争は昔より激化しています.少し異常ではないかと思います.もちろん,受験で不合格となればその大学には入れませんし,下手すると1年浪人となってしまいます.落ちた人は人生の落伍者のような同情のされ方すらされます.でも,よく考えてください,大学の先には大学院もあります.社会もあります.帝大を出ても出世できない人はいますし,高卒で重要なポジションに就いている人もたくさんいるのです.また,1年浪人したから一つ上の大学に合格した人だっています.つまるところ,今後の人生は大学が背負っているのではなく,みなさん自身が背負っているのです.そう考えると,大学受験に失敗したからといって落ち込む必要はないのです.ただ,単純に,次に向かって頑張る.それだけです.だから,受験が全てと思わないことです.

ということで,緊張をほぐして,また,適度な緊張をして全力を出し切って頑張ってください.

日常の一コマ

この先はあるのだろうか.

多様な方向性

研究室というのは学生君達と密に接することになるためか,
彼らの素性や考え方からこれまでの生き方が見えてしまう.

なるべく見ない方が良いと思っているものの,
個人に合わせた指導方法をするためにはどうしても必要な情報である.

人生のうち,三分の一も生きていない
これからもっと大きな試練が待ち受けている彼らにも
立派に悩みはある.

悩むのと悩まないのはどちらが良いのか,と問われると,
悩んだ方が良いと答える.
悩んでいる時期は,
目に見えた成果はほとんどなくそれが逆に焦りを生みさらに悩み続けることになる.
ただ,この成果のない時期というのは誰にも必要で,
しっかり悩むことができていれば,大地に根をはることができる時期なのだ.
だから,太陽が照り出した時に大輪の花を咲かせることができる.

まずは,悩むことに悩むというのはやめて,
悩みの根元に真摯に向き合うことが大切だ.

インターネット時代で気をつけた方がよいこと 〜偏った思想に触れること〜

 インターネットが日常で当たり前になり,SNSなど個人の情報を一方的に発信することができるようになってきた.そのおかげで,見る側の人間にとっては,不特定多数の人々の意見を目にすることができるのである.それらの情報の中には,有益な物が多い一方で,少し過激で偏った情報もたくさんあり注...