2019/08/28

雨が降り続いています.

昔から,雨の日が好きでした.
子どもの頃,晴れの日に遊んでいたら,
夕日の頃には家に帰らないといけないから,
どことなく寂しさがわいてきます.
でも,雨の日は,そんな夕日を感じることもなく,
ただただ,しとしとと降っていて,
自分に集中もできるし,
窓際で雨音を聞くと,
どこか安らぎを覚えていたものです.

その気持ちは今でも同じで,
雨が降ると集中力が増すようです.

さて,仕事を片付けるzo.

2019/08/21

OK google

2006年1月からgmailを使っていて,
過去のメールはすべてgmailに集約されています.
そのため,gmailの容量20GBを越えてしまい,
渋々,有料で容量アップグレードしています.

その有料ユーザに,googleは先日,google home mini を無料で送ってくれました.
せっかくなので使ってみることに.

「OK google」と言った後に,
音楽流してとか,
アラーム設定してとか,
・・・ってなんだっけとか,
言うと,サポートしてくれます.

最初は,「OK google」というのが恥ずかしかったのだけど,
使い出すと意外と便利.

家に帰って「OK google.静かな音楽流して」というと,
ランダムに静かな曲を流してくれたり,
朝にはアラームを流してくれたり.
残念ながら,ネット家電はないので,
電気製品の制御はできないのだけど,
もしできたら,多分かなり便利だと思う.
ちなみに,テレビなど雑音が多い環境でもちゃんと聞き取ってくれます.
すごいなあ.

しかし,呼び方がまだどうもしっくりこない.
「OK google」
のOKが.
iPadの「Hey Siri」
のHeyもしっくりこない.

個人的には,amazonの,
「アレクサ」
とだけ言えばよいのにひかれるなあ.

2019/08/20

計画表のすすめ

僕は,小学校6年生から大学に入るまで,
ほぼ毎週計画表を書いてました.

たまたま,小学校のときに通うことになった塾の塾長が,
計画表を毎週書くようにと,厳しい指導があったから.

week day は,お昼の3時から11時ぐらいまで,
week end は,丸一日の行動予定表です.
ここには,問題集のページ数を具体的に書くだけでなく,
いつ休憩して,いつテレビ見てと,一週間先を見通して,
かなり細かいところまで書きます.
なので,計画表を作るだけで,2時間ぐらいかかってしまう.

今思うと,これが結構良かったのかも.
計画表を作る効能としては,

・焦ることがない
・自分でカリキュラムを考えるようになる
・一週間先の自分を予想できるようになる
・計画をこなすと達成感がある
・前向きになれる
などなど

働き始めてから,あまり書くことはなくなったのだけど,
でも,仕事が大量に舞い込んだときは,
計画表を書くと,焦ることもなく落ち着けます.

2019/08/14

インドネシア出張

インドネシアのバンドンというところで開催された学会に今月初めに4泊で行ってきました.
気候は,湿度が低くて,日本の春のような雰囲気.

今年の2月頃,突然,見ず知らずのバンドン工科大学の先生から,
プレナリーで講演してくれという打診があった.
どうして声がかかったのか?
と訳分からず,主催者に問い合わせたところ,
前職の大学のときにポスドクできていた,
インドネシア人が推薦してくれたとのこと.
知り合いの推薦だし,断り切れず行くことに.

これまで,インドネシアには行ったことがなくて,
特に,東南アジア系は食べ物が苦手(食わず嫌い)なので,
なおのこと,気乗りせず.
とはいえ,初のインドネシアだし,
滞在費は出すからとか,至れり尽くせり感があったので,
学会を楽しもうと言うことで行きました.

羽田からシンガポール経由で空路バンドンへ.
ジャカルタは経由しませんでした.
研究室にいるインドネシア人留学生に聴いたところ,
ジャカルタからバンドンまでは距離が近いものの
インドネシアの道路事情はどこに行ってもひどい交通渋滞.
なので,他国から直接バンドンへ入れ,と.
その通りにしました.

バンドン空港は,地方のちっちゃな空港で,
飛行機からターミナルまでは,
滑走路を歩いて行きます.
10kmほど先に山が見えて,
なんとなく懐かしい雰囲気.
後ほど得た情報によると,
前日と翌日に小規模な噴火があったとか.
実は,滞在中に地震もあり,
大陸プレートの端っこにインドネシアがあることから,
なんとなく日本と同じような状況なのだと.

到着ゲートをくぐると,
この学会のために呼び戻されたインドネシア人留学生と,
学会の関係者が迎えに来てくれてました.
そのまま,車に乗せられて,
晩ご飯を食べに.
気乗りのしない東南アジア料理なのですが,
ナシゴレン,ミーゴレン,焼き鳥などなど,
日本人になじみのある,違和感のない(少し辛いけど)料理を,
ココナッツジュースとともにいただきました.
(イスラムなのでアルコールはありません)

一通り食べ終わると,
ホテルに連れて行ってくれて,
明日の予定の確認.
明日は,
バンドン工科大学の機械工学専攻の計測研究室への訪問と,
プレナリースピーカーディナー.
9時30分に迎えに来ます.とのこと.

ホテルにチェックインして部屋に入ると,
それまでの少し混沌とした交通事情とはことなり,
キングサイズベッドとちょっとしたお茶のみスペースもあり,
また,バストイレもとても清潔で,優雅な部屋でした.
これは,快適!と喜ぶ次第.

翌朝,バンドン工科大学へ.
30分も早くからホテルのロビーで待っていてくれて,
時間の感覚に良い意味で驚いてバンドン工科大学へ.

大学内は,ブーゲンビリアの花が咲き乱れていて,
また,建物は,インドネシアの伝統的な雰囲気が残る,
素敵な大学でした.
この大学は,日本で言えば,東工大の様な位置づけ.
ここで勉強する学生さんは,エリート意識が強く,
また,それは,国の発展に貢献するんだ,
という強い意志が感じられました.
昔,日本に留学していた先生が多く,
とてもあたたかく迎えていただきました.

学会発表は,そつなく終わり,
懇親会では,生オケ大会になってみなさん,
学生さんも含めて歌を楽しそうに熱唱.
懇親会の形態にもいろいろあるんだなということと,
キロロの歌が,インドネシアで人気があるのにも驚きました.

最終日には,いろいろと街を案内してくれて,
会話の途中で,学会に行ったら現地のマグネットを買うんだ,と発した言葉を覚えていてくれて,
バンドンマグネットを用意してくれてました.
バンドンを発つ朝,空港まで見送りに来てくれて,
なんだか涙が出そうになりました.

僕を4日館アテンドしてくれたのは,
学生さんだったのが驚きです.
日本で学生さんにお願いしたらどうなることやら...
おもてなし,が日本の良いところと皆さん誇りに思っているようですが,
インドネシアに完全に負けてます.
日本は素晴らしいという偏向報道でガラパゴス化しているのが,
じわじわとボディーブローのようにきいてきています.

それにしても,日本人ゼロ,知り合いゼロの学会は,
とても楽しかったです.

帰国したら,早速,インドネシアの学生さんから,
研究室に入りたいとの打診がありました.
もちろん,快諾です.

2019/06/17

矛盾

昨日、割と短なところで痛ましい事件が発生しました。
よく知っている場所なだけに、
他人事に思えませんでした。

結局、明け方、犯人は捕まり、
町には平穏が戻ったのですが、
なんだか、釈然としない気持ちもあります。

本件、早々に、お父様がコメントを発表してました。


ところで、私は、大学にて研究室を運営していますが、
絶対にやってはいけない指導というか、指摘というのがいくつかあります。
その一つが、

「親の顔を見てみたいよ。」

という類の言葉です。
もちろん、本気で言ってるわけではありませんが、
でも、本気でとらえられてしまうと、
指導された学生はとても傷つくので、
というのが理由のひとつです。
確かに、20歳を過ぎた一人前の大人に対して、
親もへったくれもなくて、
それは、個人の責任なのだから、
親は関係ないのです。

さて、冒頭の事件ですが、
世間では、早速、親がどうとかこうとか。
冒頭の事件に限らず、当事者の御両親にまで憶測がとんでます。
昔も凶悪であったり、猟奇的な事件はありましたが、
親がどうとかこうとか、あまり話はなかったとおもいます。
最近のネット事情のせいなのかもしれませんが。

それにしても、
学生の指導で親を引っ張り出すのはいけなくて、
凶悪犯だと親を引っ張り出していいのでしょうか。
よく考えないと、いろいろ世の中、矛盾だらけです。

罪を憎んで人を憎まず

2019/03/08

かわいい子には旅をさせよ

北海道の出張では,僕の恩師といえる人と,
3泊4日間,ずっと一緒でした.

この恩師は,僕が学生時代に共同研究でお世話になった,
理化学研究所の研究員(現在は,北里大学教授)の方です.
思い返しても,日々,鍛えられました.
ノートを持たずに実験をしただけで,
コテンパンに怒られて,
それはもう,生きていく価値ないな,と思うぐらい.
現在の学生さんなら耐えられないだろうね.
でも,とても良い勉強になって,
今の僕の根幹を築いていただきました.
その方からは,学生時代に,
「一週間,寝食を共にして,研究者たる者はどういうものか勉強しにきなさい」
と言われてました.
学生時代は,結局チャンスがなくて,
そういう意味では,20年ぶりにそれが実現されました.

とにかく,北海道滞在中は,いろんな話をしました.
研究のこと,日本の将来のこと,学生さんのこと,生き方とか.
具体的な内容は,ここではおいおいお話するとして,
一つ気がついたことがあります.

彼は,中学2年生の時に,SL写真を撮影するために,
京都からオホーツクまで一人旅をしたそうです.
新幹線もなく,青函トンネルもない時代,
ガタゴトと電車に揺られて,船に乗って,
遠くオホーツクまでやってきたそうです.
色んな人との出会いがあり,
色んな経験をしたようですね.

それにしても,中学2年生で一人旅,
とは本当にしっかりとされてます.
僕の一人旅は,大学生になってからですから,
その差は歴然としています.

研究室に戻って学生さんたちと話をしましたが,
一人旅をしたことがある学生さんは,
一人だけということに驚きました.
僕が学生時代のころは,割と多かったのですが.
年々,幼稚化しているのかもしれません.

現在の職場には中学2年生の息子さんを持つお母様もいます.
週に何回か塾の送り迎えをしているそうです.
同じ中学2年生でも,
 方や,北海道へ一人旅,
 方や,塾の送り迎え.
どちらが,しっかりした,
自分で考えることのできる大人になるのか火を見るよりも明らかですよね.

大切に大切にされた末に大学に入学して,
とつぜん,荒波に放り出されて,
世界と渡り合えるのだろうか.
残念ながら,気持ちが負けてしまい,
病んでしまう学生さんがたくさんいるのです.
もちろん,厳しい指導はできません.
なんとかごまかして卒業して貰うしかないのです.
これでは,なんのために塾の送り迎えをしたのか分からないですね.

やっぱり,
日本の将来はどうなってしまうのか,
心配になってしまいます.

我が子がかわいいと思うのなら,
我慢をして旅をさせた方が良いのです.

オホーツクにて

先日,三泊四日で北海道の遠軽に行ってきました.
遊びではなく研究で.

千歳まで飛行機で行き,その後,列車で移動.
列車では,千歳-札幌,札幌-旭川,旭川-遠軽.
朝,9時ごろの飛行機にのって,
遠軽についたのは18時ごろ.
女満別まで飛行機で行っても良かったのですが,
飛行場が雪で閉鎖されるのを恐れて,
少しでも閉鎖の確率の少ない千歳へ.
それと,せっかく行くのだから,
真冬の雪一面の大自然をとことん味わいたく,
列車を利用しました.

しかし,旭川までは意外と都会で,
ちょっと期待外れ.雪は多いのだけどね.
でも,せっかく来たのだから,旭川ラーメンを食べて.
その後,旭川から快速に揺られること2時間30分.
期待通り.
1両編成の快速列車には,
僕の他には現地の人だけが乗車していました.
旅情満点です.
雪煙を上げながら一生懸命エンジンがうなってました.
鉄道マニアではないのですが,でも,廃線の危機に立たされていると聞き,
ちょっと寂しい気持ちにもなります.
インターネットが普及して,
欲しい情報がすぐ手に入り,
情報を取得するまでの過程で得られる経験がないがしろにされている,
現在の状況と重なってしまいました.
結果よりも過程に意味があるのですが.
特に,学生時代にはね.
なので,テストの点ばかり気にしていてはいけないよ.
やっぱり,二回微分の考え方だよな,
そんなことを考えながら,
車窓の風景を見ていました.

(写真は,二泊目の宿の朝の光景です.左奥は,能取湖.全部凍ってます.)

インターネット時代で気をつけた方がよいこと 〜偏った思想に触れること〜

 インターネットが日常で当たり前になり,SNSなど個人の情報を一方的に発信することができるようになってきた.そのおかげで,見る側の人間にとっては,不特定多数の人々の意見を目にすることができるのである.それらの情報の中には,有益な物が多い一方で,少し過激で偏った情報もたくさんあり注...