知り合いと働き方改革の話をした。
彼は、わたしより10歳ぐらい若い。
彼らの世代と私の世代には大きな認識の格差がある。
仕事にやりがいや意義を求めるか、
仕事は生活の一部であるか。
その差が大きいようで、多分、話は平行線。
彼らは、事前に計画を出されてその仕事を淡々とこなすことに意義がある。
だから、残業は、原則ありえないということである。なるほどである。
私の世代は、高度経済成長のときほどのモーレツ社員ではないけれども、
例えば、ホンダがF1で世界一になったりと、世界に打って出る、
世界一を目指す、という雰囲気がまだ残っていた。
そうすると、仕事をしていて意地になったりしているあいだに、
時間の概念がなくなって気がつくと残業時間に突入していた、
なんてことが多々あった。
そもそも一人の人ができる量は限られている。
仕事から生活に重きが置かれつつある中で、
以前と同じだけのパフォーマンスが維持できるのか、
というのが甚だ疑問である。
効率化すれば良いというが、
そんなに都合の良い話があるのだろうか。
と思うこと自体がいけないのか、
といろいろと考えてしまう。
2番じゃダメですか?
の時に起こった、
一番を目指していた人が2番になるのであって、
二番を目指していると、それよりも下の順位にしかならない、
という議論を思い出してしまうのは古い考えなのか。
世界はなりふり構わず、以前と変わらない勢いで仕事をしている。
日本は、先進国の中に入れてもらっているけれど、
たとえば、欧米を旅してみたらわかるだろうけれど、
世界からするとまだまだ水を開けられている。
このままで良いのか、
追いつき追い越そうとするのか、
働き方改革に気を取られている場合ではないと思う。
このままで良い、と思う人は、
2番じゃダメですか?の議論を思い出した方が良い。
0 件のコメント:
コメントを投稿